26日、27日と全日本フットサル選手権東海大会が行われた。
gangをメインに観戦し、可能な限りの試合を見た感想を述べたいと思います。
まずは先週の東海リーグからの話をすると、オーシャンズサテライトの攻守における完成度は同じカテゴリーでも上位クラスのチームでしか対抗することは困難であり、彼ら相手に勝利を掴む事は非常に低い可能性を戦わざるを得ないと感じた。
オーシャンズサテライトの選手に話を聞くと、その強さを垣間みることができた。
とにかく練習では自分たちで声を掛け合って、攻撃時に「我慢、我慢」と声を掛け合い、選手個々の戦い方に関しても情報共有している。
他の東海リーグのチームとの違いは、【オーシャンズトップチームの練習に参加出来る】ということだと思う。
同カテゴリーのチームに対し、盤石の結果を残す彼らが、トップチームには歯が立たないということ。当然と言えば当然だが、それでもトップに触れることが出来れば、地域リーグのチーム相手には何も臆することなく、【慌てることなく】試合を展開できるはずであると感じた。
【慌てることなく】という部分を強調したのは、東海リーグにおいて、しっかり相手を見て攻撃を展開できる、我慢して攻撃を仕掛けられるチームが非常に少ないことから強調した。
先週の東海リーグにおいて、磐田vsNASPA戦は見る事が出来なかったので、何とも言えないが、上記の事が出来るのは【オーシャンズサテライト】と【gang】のみと感じている。
とりわけオーシャンズサテライトは凄さを感じる。
ただ、gangのアイソレーションからの決定力や展開力は他の凌駕する。
それを支えているのは、やはり木村雄一さんであることは間違いないが、それを支える日下敬夫の成長と、大谷純一さんの決定力。
大谷さんに関してはgang時代に何度か対戦したが、「それが入るのかよ!」と言いたくなるようなシュートを決める決定力の高さ。
雄一君、敬夫のプレーエリアの拡大は森さんが抜けた穴をしっかり埋められている。とりわけ、敬夫に関しては同時期にgangに加入し一緒にプレーすることも多く、彼を良く見てきたがここまでオールラウンダーになることは予想もしていなかった。
けっこう前にこのブログ内で書いたけど、【本当に強い物は変化に対応できるもの」と書いたとおり、敬夫は要求されることが増えることに対し、寡黙に取り組み成長することができる。
彼のようなプレイヤーがもっと評価されるべきと思う。
評価というのは【東海オールスター】。寄せ集めで彼のようなオールラウンダーの重要性は自分が監督をさせてもらった時に最も必要な選手だから。
そういった選手が東海リーグにおいては結構少ない。
もちろん得意なポジションはあるが、不得意なポジションでのプレーの質との差が著しく激しい。
その差が最もないのがオーシャンズサテライトだと思う。正直、練習量も違うけど、ここ数年ほとんど顔ぶれが変わらない東海リーグにおいて、そんな成長を他のチームの選手も見せてもいいと思うのだが、なかなか見られない。
年齢や結果を求める事で、新しいことに取り組むことへ足踏みをしてしまう気持ちは分からなくないが、でも行わないと東海のLevelは上がらないし、オーシャンズサテライトとの差は広がる一方。
各選手はもっと多くの知識を得て、そこから試合展開や状況、これまで経緯や経験から決断ができるようにならないといけない。
自分の場合で言うと、ROBOGATOの時もgangの時も移動時間に往復で2時間〜3時間程度かけて練習に通っていた。
この時間を決して無駄にしないように、いつもフットサルのことを考えていた。
今まで書いた通り、かなり偉そうなことを言う割には自分の実力が伴ってしないことは自覚しているが、ただそんな自分でも東海リーグでは戦えていた。
フィジカルや1on1でのドリブルの能力は持っていてうれしい能力だが、それだけでは戦えない。
重要なことは考えられる事。それは様々な知識を得ている事が条件になる。
もっと僕らは多くの事を学ばなければならない。まだそれに気付いていない、気付いているのに踏み出せない、そんなことでは一生変わる事はできない。
U-23の三重県選抜をきっかけに多くのチームから声をかえてもらえることが本当にうれしい。その期待に答えられるようもっともっと勉強しなければ・・・